家庭の自助と地域共助−市民防災対策を提案する | |||
埼玉県は南西部、東京通勤者のベッドタウン、また関東の茶産地「狭山茶」で有名な狭山市。そこにあるのが狭山消防署 防災体験コーナーです。消防署併設型とコンパクトながら、スタイリッシュかつ独自性のある館内で火災と地震対応を学べます。なお、2013年4月の消防広域化により、狭山市消防本部から埼玉西部消防局の一消防署へと所属が変わりました。 狭山消防署 1階の地震体験コーナー
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狭山消防署 3階の防災体験コーナー
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体験した印象 コンパクトな消防署併設型とはいえ、的確な啓発内容なのに、スタイリッシュでアミューズメント性がある館内デザインにまとめられた施設でした。体験内容こそ一般的なものですが、訴求方法が他館ではほぼ見られないものが多く、かなり独自性の高い防災体験館と言えます。特に、体験ブースが2つある珍しいタイプの煙体験コーナーは、まず煙の特性と避難方法の解説映像に続き、ガラス張りブースで煙の広がり方や避難姿勢を実際に見せた後に、暗闇の避難体験コースへと進む珍しい構成。しかも避難体験コースは、一般・子ども・団体の3つのコースがある程、普通ここまで区別はありません。また地震体験コーナーも、バーカウンター風インテリアな所は、やはり他に記憶にないと思います。なお狭山消防署は、2013年4月より消防広域化で、従来の狭山市消防本部から埼玉西部消防局の消防署へと、所属が変わりました。消防組合を構成している周辺市町に、こうした防災体験館がないため、狭山市独自仕様で今までやってきた啓発内容が、今後どう変わるのか気になるところです。 |
埼玉西部消防局 狭山消防署 防災体験コーナーの施設情報
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