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防災体験館 体験レポート

自分で起こそう震度7、気象・地震観測と津波を学べる併設型展示館 レポート
気象庁 気象科学館 訪問'07/9/7
気象博物館 内部

東京は大手町、お堀に面したビル街の一角に建つ気象庁。その庁舎内に、気象博物館はひっそりと佇んでいます。入館無料・見学自由ですが、予約をすれば職員や気象予報士によるガイドも受けられます。ちょっと空いた時間のひと見学にも良い、意外と知られていない施設です。さぁ、あなたは震度7の地震を起こす事ができるか!?

気象庁 気象科学館の様々な防災展示コーナー

1 駅から近くて便利な気象庁 2 庁舎に入って数秒で気象科学館
気象庁庁舎 気象科学館 入口
東京メトロ大手町駅から徒歩5分。東西線竹橋駅4番出口の目の前、徒歩1分の近さです 気象科学館の入口に目立つ表示などはなく、見過ごしそうな小ささなのでご注意を

3 中に入るとまず企画展示 4 気象庁のマスコットがお出迎え
企画展示ゾーン 気象庁マスコット はれるん
入口そばには企画展示ゾーン、訪問時には緊急地震速報の紹介をしていました 気象庁マスコット「はれるん」がお出迎え、館内映像のはれるんの声はご存知あの声なり

5 気象観測の歴史としくみ 6 昔の気象レーダー制御卓
気象レーダー制御装置
気象観測ロケットや、昔の観測機器など、気象観測の歴史を見る事ができるコーナー 昔、実際に使われていた気象レーダー装置の実物にも触れる事ができます

7 天気予報の基礎コーナー 8 現代のアメダス気象観測機器
天気予報のしくみ アメダス気象観測機器
現代における気象データ観測と、天気予報になるまでしくみの展示コーナー 天気予報でおなじみAMeDAS(地域気象観測システム)って、実はこんな感じなんですね

9 地震・火山・津波の脅威 10 歴代地震計と地震波形記録
地震観測・緊急地震速報の展示
ここからが災害のコーナー、地震情報や津波予報、火山監視のしくみを展示解説 大きな地震計では1994年北海道東方沖地震(M8.2)の、地震波形の実物を見られます

11 津波や地震の防災ミニシアター 12 気象ワークショップ
防災ミニシアター 気象ワークショップ
津波から命を守る方法、はれるん気象研究室など、3分弱〜17分の各種ビデオコーナー 台風・高潮などの波浪災害のビデオ上映や、各種気象資料のライブラリー

13 他にも様々な展示物が 14 逆転の発想の地震体験コーナー
館内遠景 地震計を自分で揺らす、逆転の発想の地震体感マシーン
単に歩いて一周すれば1分も掛かりませんが、じっくり見て歩くといろんな発見が 起震装置でなく、現代の地震計を自分の力で揺らして体感、あなたの力は震度いくつ?




  

体験した印象

 一般的な防災体験館と比べると、かなり小振りな展示コーナーです。体験メニューこそ少ないですが、緊急地震速報や津波予報、火山監視など、防災に直結した内容を見る事ができます。また、日々の天気予報を支える気象観測の裏側から環境問題まで、多様な展示コーナーが凝縮されています。

 ミニシアターで映像を見ても、普通の人なら小一時間。ミニシアターは見ずにザザッと回って、早い人なら15分程で回れそうです。駅からも近いので、防災と肩肘張らずに、ちょっとした空き時間に・・・そんな気軽さで訪れてみてもいいかもしれません。なお、平日は気象庁職員が、土・日・祝日は日本気象予報士会の気象予報士が展示内容を説明してくれます。

  
  

気象庁 気象科学館の施設情報

 
所在地: 東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁庁舎1F
URL: http://www.jma.go.jp/jma/
kishou/intro/kagakukan.html
TEL: 03-3212-8341
開館時間: 10:00-16:00
入館料: 無料
休館日: 年末年始
交通アクセス: 東京メトロ竹橋駅4番出口より徒歩1分、大手町駅C2b出口より徒歩5分
駐車場: なし

映像シアター あり 消火体験 土砂災害
119番体験 煙避難体験 火山 あり
地震体験 あり 水害 応急手当
津波 あり 台風体験 耐震補強
ガイドツアー 随時開催(スタッフへ申し出て下さい)