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防災体験館 体験レポート

体験コース重視、首都機能の予備拠点「立川防災基地」内の大型防災体験館   レポート
東京消防庁 立川防災館   訪問'06/09/06

東京の西部は立川市。そこに広がる立川防災基地は、政府機関・自衛隊・警察・消防・海上保安庁などが集結し、首都機能喪失時の予備拠点として機能しています。その一角にあるのが、ここで紹介する東京消防庁の立川防災館です。

1 かなり大きめの施設です 2 体験コーナーの情報表示板あり
建物外観 情報表示板
まず受付で入館手続を。体験ツアーはガイド方式ではなく、スケジュール表に沿って指導員のいる各体験コーナーを回るセルフツアー方式です。 5つの体験コーナー制覇には、オリエンテーションと最後の訓練評価含め、最低3時間は必要。

3 まずは防災ミニシアターへ 4 ドームシアターになっています
防災ミニシアター入口 ミニシアター内部
オリエンテーションを受けた後、防災ミニシアターへ。様々な映像タイトルが上映されています。 視界一杯に映像が広がるうえに、ボディソニック付きの座席で、臨場感たっぷり楽しめます。

5 続いて地震体験室 6 ジャッキ救助コーナーも
地震体験室 ジャッキ救助体験
レクチャー映像を見て、いざ地震体験。3次元で揺れる10種類の再現地震から体験できます。 容易に調達できる車のジャッキや、自主防災倉庫にあるチェーンブロックでの救助体験も。

7 煙体験室と稀な体験 8 低い姿勢で出口まで避難
煙でかすみ始めた体験室内 低姿勢で脱出
無害な煙で充ちた室内の避難体験。全国で稀な、火事でドアが熱くなる体験もできます。 煙に巻かれない低姿勢を保つべく、随所にセンサーが。反応するとパネルに表示されます。

9 応急救護訓練室 10 消火訓練室
応急救護訓練室 消火訓練室
評価機器付き全身タイプの訓練人形を用いて、いざという時の心肺蘇生法を体験できます。 7,80人は入れそうな広大な消火体験室。解説ビデオに水消火器・消火栓など内容も多彩。

11 通報訓練コーナー 12 防災資料室
119番通報体験コーナー 防災図書・資料室
固定・公衆・携帯電話からの、119番通報を練習できます。映像が少々古めでクスッと笑える。 防災関連図書や、防災対策から災害史まで検索できる端末があります。隣には授乳室も。

13 地震行動・消火ゲーム端末 14 防災Q&Aコーナー
消火ゲーム・地震行動シミュレーション 防災Q&Aコーナー
プレステ風コントローラーで、消火ゲームや地震行動シミュレーション端末で遊べます。 タッチパネル式の端末で、防災クイズに答えます。問題は5つのジャンルから選択式です。

15 最後に訓練評価コーナーへ 16 防災グッズ売店もあります
評価訓練コーナー 防災グッズ売店
5つの体験コーナーとQ&A端末で記録した点数を元に最終評価。今回は、煙体験でセンサーに引っかかり、満点を逃したのでB評価でした。 各種防災用品も売っています。防災体験で気付いた所、見直したい備えの足しにいかが?


     

体験した印象

 さすが単独型体験館だけあって、余裕の広さと充実の内容ぶりです。広さ・教育内容を合わせた全体のレベルは、大相撲で言うなら東の正大関と言いうところでしょうか。東日本の防災体験館の勇である事に間違いないでしょう。

 体験コーナーは防災ミニシアター・地震体験・煙体験・救急体験・消火体験の合計5つ。各コーナーは30分ごとにコマ割りがされているため、5つの体験コーナーを制覇するには、体験前のオリエンテーションと、最後の訓練評価(成績採点)の各15分を合わせて、最低でも3時間は必要です。

 団体予約などで混み合う場合は、予定が調整される場合もあるので、最低半日少々はじっくり遊んで・学んで帰るくらいの心積もりで出掛けるのが良いでしょう。なお、ミニシアター・地震体験・煙体験の3つのコーナーは、実際に体験しない限り、外からは眺める事もできない造りになっているので、ぜひともご体験のほどを。

 体験や見学に疲れたら4階へ。自動販売機とのテーブル席がたくさんある、広めの休憩所があり、一休みにもってこいです。立川防災館西側には、東京消防庁の「消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)第八消防方面本部隊」が詰めており、館内の窓からも特殊車輌や訓練風景が見える事もしばしばです。

 余談ながら、筆者も自治体の応急手当指導員(消防本部所属の非常勤公務員)の視点としては、救急体験コーナーの資機材的な力の入り様も特筆モノ。通常は、訓練人形が1人1台という講習環境だけでも凄いのに、何と1台50万近い表示器付き全身訓練人形です。各人の胸骨圧迫や人工呼吸の的確性がランプで表示され、グラフとしてプリントアウトもできるのだから素晴らしいもいい所です。気道確保の感覚や重さも、本当は全身人形でないとその難しさを実感はできません。たいていの所では、表示器なし半身人形ばかりな環境だけに、羨ましい充実ぶりです。さすが、財政力にものを言わせて整備できる東京だけはあります。

     

施設情報

外観  
所在地: 東京都立川市泉町1156-1
MapFan Webで地図表示
URL: http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ttbskan/
TEL: 042-521-1119
開館時間: 9:00-17:00
入館料: 無料
休館日: 木曜・第3金曜(祝日の場合翌日)・年末年始
交通アクセス: 立川駅北口1番バス乗り場より、立川バス国立病院経由「立川消防署前」下車すぐ
名前が紛らわしい手前のバス停「防災センター」で降りないようご注意を。
駐車場: 32台(地下駐車場)

映像シアター あり 水害
119番体験 あり 台風体験
地震体験 あり 土砂災害
津波 火山
消火体験 あり 応急手当 あり
煙体験 あり 耐震補強
ガイドツアー 定時(30分間隔)
都内で唯一、下敷きになった人の救助体験コーナーがあります