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家屋事前対策グッズレポート

屋内安全確保グッズレポート:ファイル#02
破損ガラスによるケガを防ぐ 飛散防止シート・飛散防止フィルム

地震や水害での避難の際に、割れたガラスで足を切ってしまったら、ただでさえ不便な被災生活は、より大きく制限されたものに。そんな苦労を未然に防ぐためにも、よく通る生活導線沿いの家具には、飛散防止シートやフィルムで対策をしておきましょう。最近は多少の凹凸にも貼れたり、結露防止・紫外線カットなどの機能が付いた物も増えています。

1 今回こんな場所に貼ってみます 2 使用する道具とガラス
紅茶好きのわが家なので、紅茶缶ディスプレイを兼ねたカップ・グラス用食器棚です
今回は、出入口ドア横にある食器棚を対象にしてみます。初めての方は、この様な小さなものから試すのが良いでしょう。 外したガラスとフィルムの他に、右下からヘラ(スキージ)・定規・カッター・スプレーボトル・雑巾・使い古しの綿Tシャツを用意しました。

7 まずはフィルム本体を開封 8 中にはヘラが付属するものも
本体を開封して、中身を取り出します。フィルムの貼り方などの詳しい説明は、たいていラベルに記載してあります。 ない場合は、障子やガラス関連売場で数百円で売っています。できればゴム製のヘラを。付属せず店でもプラ製しかない場合は以下の方法で。

3 次に中性洗剤で石鹸水作り 4 石鹸水を噴霧しガラス掃除
スプレーボトルに水を入れ、台所洗剤を数滴。ボトルは手元にがなければ、100円ショップのもので十分です。これを2つの目的で使います。 ガラスにまんべんなく石鹸水を吹きかけたら、フィルムを貼る面をきれいに掃除しましょう。

5 ひどい汚れにはガラス用洗剤を 6 汚れ・ゴミをしっかり除去します
 一般家庭の場合、ついつい雑巾でやってしまいがちなので
フィルムを貼ったらガラス面はもう触れる事ができないので、しつこい汚れはガラス洗剤などでしっかり落としましょう。 清掃はできればゴム製ヘラで。ゴミが残ると、フィルムを貼る際に非常に厄介です。やむを得ず雑巾を使う場合は、徹底的にゴミの確認を。

9 フィルムをガラスに仮合わせ 10 余裕を残しフィルムを切断
フィルムを広げてガラスにあてがい仮合わせ。幅や長さなど、大きさを確認しましょう。 まずは、ガラスから数センチ余分を残して、大きめにフィルムを切断。ガラスの大きさに切り揃えるのは、貼り合わせ後に行います。

11 裏側の保護フィルムをはがして 12 石鹸水を吹き付けます
 見やすくするため、敢えてタオル類を敷いていません
保護フィルムをはがして接着面を露出。慎重にしないと折れて傷が残ったり、フィルム同志が貼り付いて、フィルムがダメになるので要注意。 密着させるため、フィルムの接着面・ガラスの貼付面の双方に石鹸水を噴霧します。この時点でガラスの下に雑巾類を敷くのも良いでしょう。

11 フィルムをガラスに貼り付けます 12 ヘラで水分・気泡を追い出し密着
双方の石鹸水で濡らした面を貼り合わせます。折れ曲がったり、ゴミを拾わないよう注意。貼り合わせ後も、まだ位置調整は可能です。 フィルムを傷付けないよう、ヘラの素材が軟らい場合はスプレーを掛け滑らせながら、固い場合は綿製の布で包んで、放射線状にしごき出します。

11 余分なシートを切り取ります 12 これで完成、家具に戻しましょう
フィルムの膨張などを考えて、外したガラスはガラス端から、窓ガラスの場合は窓枠から、2ミリ程度内側でフィルムを切り取ります。 これで1枚無事に完成です。やはり家具や窓枠から外した全貼りがベスト。窓枠に付けたままの後貼りは、完璧さの点では次点となります。



     

「ガラス飛散防止シート」のデータ・個人的評価

製品名 食器棚用
ガラス飛散防止シート
[参考] ネット上で入手可能な所を紹介します

今回の物と同サイズ
紫外線カット機能付き
紫外線カット機能付き
窓ガラス用防犯フィルム
窓ガラス用防犯フィルム
メーカー 株式会社ニトムズ
購入価格 980円(2002年10月当時)
外形寸法 H32×φ6.2cm 総重量 170g 内容物 シート1枚(32cm×1.8m)、ヘラ
施工性 ★★★☆☆ 実効性 ★★★★☆ 満足度 ★★★★☆
感  想 ここはいい!
食器棚用と銘打ってあるだけに、サイズが食器棚やキャビネットのガラスにちょうど良く、不要になる無駄が少なくできています。この食器棚用以外にも、様々なサイズでバリエーションがあるのも助かります。
このフィルムにはポリエチレン製のヘラ(スキージ)が付属していましたが、作業時にフィルムを傷付けにくい軟らかさ、かつ水分や気泡を除去するのに必要充分な弾力を併せ持ったものでした。欲を言えばもう一回り大きいと良いのですが、商品には収まらないのでしょう。

ここはちょっと?
保護フィルムをシート本体からはがすために補助する物がなかったため、なかなかはがれず苦労しました。できれば商品段階で、保護フィルムと本体双方にテープ場の取っ手があると、より作業がはかどると思いました。ちなみに本品では、ユーザーによりセロハンテープを貼って行うよう、説明書内に指示が記載されています。

総評
以下の補足でも述べますが、災害によるガラス飛散のリスクを減らすという用途、防犯用フィルムより劣る強度、価格の安さを考え併せると、防災用飛散防止フィルムは屋内家具のガラス対策に用いるのが、ちょうどいいようです。屋外に面した窓ガラスは、防災だけでなく、防犯面も考慮する必要があるため、予算的に可能であれば防犯用フィルムの方が良いと思われます。

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