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非常食試食レポート

非常食試食レポート:番外編
自衛隊戦闘糧食I型 旧メニューNo.05 赤飯・牛肉味付・たくあん漬

今回は自衛隊戦闘糧食の「赤飯」「牛肉味付」「たくあん缶」の3点セット。戦闘糧食I型と呼ばれる缶詰中心のタイプで、どのように非常食セットを構成できるか参考にしたいものです。また戦闘糧食I型は、過去様々な災害派遣の際に被災者に交付されてきたものだけに、将来私達も手にすることがあるかもしれません。

1 今回はこれに挑戦  2 主食缶を湯煎しましょう
缶を並べてみた感じ  ソロ用ストーブで湯煎中
今回のセットは3缶。今回のレポートは真冬に食べた時のものです。  赤飯缶を25分程度湯煎します。ソロ用コッヘルに、コンパクトなガスストーブで十分です。

3 まずは赤飯缶の紹介  4 この赤飯は食べごたえあり
赤飯缶  こんな感じで入ってます
大きさφ101mm×H68mm、重量480g、内容量380g。何と"891222"の刻印。試食時が2002年なので、13年モノのビンテージ缶詰?  茶碗2膳程度の赤飯が缶にビッシリ。しかも、もち米100%だから普通の赤飯と粘りが違います。わずかに塩味が付けてあるようです。

5 次は牛肉味付缶の紹介  6 中身は普通の牛大和煮缶
牛肉味付缶  こんな感じで入ってます
大きさφ85mm×H30mm、重量168g、内容量110g、固形物80g。"900126"の刻印付き  明治時代からおなじみ、スーパーでも売っている牛肉大和煮の缶詰。普通においしいですよ。

7 最後にたくあん漬缶の紹介  8 実はひそかに評判の味
たくあん缶  こんな感じで入ってます
大きさφ67mm×H30mm、重量102g、内容量70g、固形物45g。"900210"の刻印付き  ブツ切りたくあんが缶にビッシリと。意外にもこのたくあん、ひそかに人気の味です

9 たくあん漬の味の秘密は  10 赤飯もなかなか好印象
一緒に漬け込まれた隠し味  糸引くほどのモッチリ感
細切れにされた昆布と鷹の爪が一緒に漬け込んであるから。下手な市販品よりGood  赤飯は温めると糸を引くほどモッチリとして、なかなか食べ応えあり。味・腹持ち共に期待以上の出来かも。

11 3種類並べてみるとこんな感じ  12 後処理も考えられた設計
3種類並べたところ  1缶にまとめて収納
缶詰と云ってもこれだけ揃えば、それなりに食事らしく。こんな和食の長期保存食セットを、どこかのメーカーで作れないでしょうか?  それぞれの感の大きさが微妙に違うので、1缶に重ねて収納でき余計な場所も取らない設計。考えられてます。


     

「戦闘糧食I型 旧メニューNo.05 赤飯・牛肉味付」のデータ・個人的評価

外形寸法 上記参照 総重量 750g 包  装 スチール缶
内容量 赤飯380g
おかず110+70g
総カロリー 表記なし
(1100kcal?)
調理法 主食缶は湯煎
他は不要
調理性 ★★☆☆☆ おいしさ ★★★★☆ 食べ易さ ★★☆☆☆
満腹度 ★★★★★ 携帯性 ★★★☆☆ 保存期間 3年?
感  想 ここはいい!
老若男女でも心配のないスタンダードな和食メニューで安心して食べることができます。また赤飯が市販品よりもち米比率が多くて、食べ応え十分な贅沢仕様なのがちょっと嬉しいかも。またたくあん漬けは噂通りなかなかのおいしさで驚きでしたよ。

ここはちょっと?
お米ゆえ仕方がないものの、やはり一番は長時間の主食缶の湯煎。1から炊くよりはましなものの25分湯煎は時間は長く、また調理器具や水を必要とするので自己完結性は低いと云わざるを得ません。被災時に赤飯は不謹慎?という見方もありますが、元々非常食として作られたのではないからあまり目くじら立てず受け入れましょう。

総評
食べ慣れた内容で食べごたえもある普通の人でも心配のない内容です。
牛肉大和に缶は既にあるのだから、市販品でどこぞのメーカーにでも作って欲しいくらいです。
現在ではこのセットは赤飯の変わりに「白米」缶となり、より普通の日本食セットになりました。とは云っても戦闘糧食I型に共通した注意点ですが、これらのセット構成はあくまで目安に過ぎず、実際には他のメニューなど併せてあり合わせの缶詰がバラバラに配られることが多いそうです。
補  足 今回の番外編は89年暮れ〜90年初冬生産の缶詰だけに、実に13年モノのビンテージレトルト糧食(汗)
でも風味が変になっていることもなく、全く普通の味でした。缶詰って落としたり錆びたりしなければ、相当もつんですね。いやぁ〜これは発見!
購入価格 非売品 試食時期 2002年12月

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