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アイデア調理グッズ体験レポート

アイデア調理グッズ体験レポート:ファイル#03
使い捨てライター連続燃焼テスト

100円ライターと呼ばれた時代も今は昔。今は100円出せば3,4個ぐらい買えるようになってしまった使い捨てライター。1つくらいは防災グッズに入れておいても、損はしないでしょうか。ところでいったい何分まで連続して燃え続けるでしょう?知っているようで、知らない使い捨てライターの基本性能を調べてみました。

テスト1:使い捨てライターは何分間燃え続ける?

1 今回の測定条件  2 連続燃焼できるよう工夫
火力調整  連続燃焼の工夫
天気は曇り、無風の午後に行いました。ライターの火力調節は最も弱くしています。  普通は指を離すとガスが消えてしまうので、釘を差し込んでガスが出続けるように。
注意!:正しい使い方ではなく真似厳禁

3 火を付けて計測スタート  4 そこには意外な結末が
計測スタート  壊れちゃいました
ガスが出続けるようにしたところで着火して計測開始。ガスがなくなって火が消えるまでの時間を計ります。  火が消える前に、10分も経たずしてフリントホイール(火打ち石のローラー部分)が宙を舞い、他も分解。火力も風前の灯火に・・・

実施時期 2002年12月
15:00台
天気 曇り/無風 気温 6.6度
測定条件 新品購入時のままのライターをガスが出続ける状態にして着火、ガスが無くなり火が消えるまでの時間を計測。ガス流量・火力調節は最弱(+−の最も−側)
実測結果 1回目:6分24秒でフリントホイール分解、7分36秒で火力低下し写真4の状態に
2回目:7分09秒でフリントホイール分解、7分57秒で火力低下し写真4の状態に
3回目:5分43秒でフリントホイール分解、7分22秒で火力低下し写真4の状態に
参考データ 東京パイプ製ライターでは約2秒間着火/回でのテストで約1200回着火できたというデータがあるそうです。(浅田さん、ありがとうございました)


     

なぜ壊れたり火が弱くなるのか?

1 プラスチックが熱で溶けてNG  2 ガス弁を直接開いて燃焼テスト
熱変形部分のアップ  水を計量しています
ガスが出る弁を押し上げる部品がプラスチック製で、熱で溶けると弁の把持力が低下。ガスが出にくくなり火力低下します。  別の新品で弁を最大に開いて計測したところ、およそ17,8分燃焼したので本来はこれくらい燃焼する分のガスが入っているのでしょう。

3 分解して仕組みを確認     
分解してみました   
最低限の部分以外はプラスチックを多用。安価ゆえ、あくまで短時間の着火具としての割り切った作りなんですね。   


     

「使い捨てライター」のデータ・個人的評価

製品名 Vesta ML-17 スーパー・コンビニ・ホームセンター
などで手軽に購入できます
製造業者 株式会社 東海
購入価格 100円/3個(2001年1月当時)
感  想 総評
使い捨てライターはあくまで短時間用の着火器具でしかないようです。過剰な期待を抱かず、適材適所で割り切って使いましょう。

また電子ライターの場合、冬などの低温環境・水濡れに弱く点火部品(イグナイター)から火花が出なくなる事が意外にあります。確実性を求めるなら、古き良き手動着火のタイプがいいんじゃないでしょうか。道具はシンプル・イズ・ベストです。

いずれにしても、使い捨てライターは手軽に使えるうえに安いので、防災用品のちょっとした隙間に忍ばせておいてもいいですね。個人的にはコストパフォーマンスを考えると、ZIPPOライターより安全・確実なライターとして信頼しています。

ちなみに100円ライターは何回着火できるのか?
「ただいま実験中!!」のレポートNo.01「100円ライターは何回着火できるのか?」
のページに行ってみましょう(こういうサイト、結構好きです)

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