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「サバイバルフーズ 2&ハーフ」のデータ・個人的評価
製品名 |
サバイバルフーズ 2&ハーフ |
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販売業者 |
輸入元 セイエンタプライズ
製造元 アメリカ オレゴンフリーズドライ社
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購入価格 |
11300円(2004年11月当時) |
試食時期 |
2004年12月 |
外形寸法 |
W31.5×H210×D13cm |
総重量 |
3kg |
内容量 |
シチュー276g クラッカー565g ×各3缶 |
カロリー |
シチュー3494kcal クラッカー7153kcal |
包 装 |
スチール缶 缶切り付属 |
調理法 |
湯・水を注水 そのまま喫食可 |
調理性 |
★★★★☆ |
おいしさ |
★★★☆☆ |
食べ易さ |
★★★★☆ |
満腹度 |
★★★★☆ |
携帯性 |
★☆☆☆☆ |
保存期間 |
10年(指定条件で25年) |
感 想 |
ここはいい!
比類なき長期保存性、最終的にはこの一点に尽きます。メーカー担当者によれば、腐敗や劣化の原因である微生物の活動に必要な水分をフリーズドライで98%近く除去すると共に、缶に窒素充填して酸素を1%以下に減らす事で、腐敗や劣化を防ぐそうです。そのため、防腐剤など合成保存料を一切使わずに済んでいる点は、副次的なメリットとして安心できるでしょう。フリーズドライ品なので、お湯でも水でも戻して食べられ、最悪そのままでも食べられる点も便利です。ご年輩の方や幼児をはじめ、咀嚼能力や体調により柔らかさを調節できるユニバーサル性も見逃せません。おかずの味は、どのメニューも総じておいしい部類に入ります。
ここはちょっと?
一番はその値段の高さ。最長25年の保存期限と引き替えに、初期投資がかなりかかる高嶺の花でもあります。また、フリーズドライの宿命か、戻すのに想像以上の水を要します。戻さなくてももちろん食べられますが、そのままでは味が濃いためのどが渇き、やはり水分は必携。いずれにせよ、サバイバルフーズを選ぶなら、飲料水の備蓄は普通以上に多めが必須でしょう。また、缶にぴったりサイズで非常に取り出しにくいクラッカーが、保存性重視のためとはいえ、味気なくまずい部類に入ると感じ減点です。そのままでは1枚食べてギブアップ。おかずに混ぜたり浸して何とか完食したほど。単体での連食は御免被りたいです。(クラッカー以外ほ主食メニューは下記参照)
総評
今回のセット「サバイバルフーズ 2&ハーフ」は、主に家庭向け商品で、メインディッシュ(チキンシチュー)3缶とクラッカー3缶で構成された、21食分の保存食セットです。特徴は何を置いてもその長期保存性。風通しの良い室内の摂氏20度以下の保管条件下で25年間、それ以外の状態でも10年間の賞味期限が設定されています。この点がこの商品の存在意義、かつ非常食の最高峰たる最大のポイントです。なおメインディッシュ缶は、チキンシチューの他に野菜シチュー、クリームパスタやチーズマカロニ、洋風とり・洋風えび雑炊などがあり、サイズも今回の小缶から60食分の大型缶まで、量・メニュー共に様々なレパートリーがあります。
初期投資を掛けて買い換えの手間を省くか、手間を掛けても普通の非常食でコストを重視するか、この辺が見極め所となるでしょう。なお、セットにスプーンなどはを入ってないいので、別途用意しておきましょう。
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