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非常食試食レポート

非常食試食レポート:ファイル#12
食欲ない時・年輩者・病人にやさしいフリーズドライ粥

いざという時、食べ物を口にする気はなかなか起きないもの。そんなときでも食べやすく、ご年輩者や乳幼児、病弱な人にも優しい長期保存可能なフリーズドライ粥を今回は試してみました。

1 パッケージ外観です 2 中身を出してみました
パッケージ 内容物一覧
フリーズドライなので水分はなくなっており、持ってみると驚くほど軽いです。 中身はブロック状の乾燥粥、乾燥梅、スプーン、脱酸素剤。ラミネートのビニールが切れにくく、ちょっと開けにくいか?

3 乾燥粥ブロックの袋 4 乾燥粥をパッケージに投入
四角い餅状にフリーズドライされたお粥 ほぐして中身を開けます
お湯ならベストですが、今回は災害時を考えて水で調理。水で調理する際は、乾燥粥のブロックをほぐすように注意書きあり。 ほぐした乾燥粥をパッケージに入れます。とりあえずこのままでも食べられない事はないかも。

5 水を注ぐ目安は裏面に 6 水を注ぎます
注水の目安が線で書かれています 水を注ぎます
水の分量はパッケージ外側に注水線があるのでそれを目安にします。 分量はそんなに多くはなく160cc。できれば注水線はパッケージ内側にあればなお良し。メーカーさんに改善求む。

7 水を入れたかかき混ぜます 8 乾燥梅を振りかけて
かき混ぜてもどします 梅の酸味で味のアクセント
お湯ではあまり問題はないものの、水の場合はきちんと全体が水を吸うよう、しっかり混ぜる必要があります。 最後に乾燥梅をふりかけます。これが味のアクセント。

9 およそ1分でできあがり    
塩味効きながら体にやさしい味  
低塩仕上げでご年輩の方にも優しいながら、粥自体にも塩味も効いていて、アクセントの梅味も心地いいですよ。  



     

「フリーズドライ小梅粥」のデータ・個人的評価

製品名 小梅粥 天然梅干し入り ネットではこちらで購入できます

梅がゆ 単品

25個・50個セット
製造業者 株式会社おむすびころりん本舗
購入価格 350円(2000年4月当時)
試食時期 2002年9月
外形寸法 W140×H160×D40mm 総重量 26g 包  装 ラミネート
内容量 乾燥粥16g
乾燥梅1g
総カロリー 64kcal 調理法 水を注ぐだけ
調理性 ★★★★☆ おいしさ ★★★★☆ 食べ易さ ★★★★★
満腹度 ★★☆☆☆ 携帯性 ★★★☆☆ 保存期間 5年
感  想 「おむすびころりん」の思い出
製造元の「おむすびころりん本舗」のサイトが見られなくなってしまったので不審に思っていたら、なんと2002年12月で民事再生手続を申請。現在は再建に向け操業中で、今まで通り様々な製品を世に送り出しています。ちなみに長野生まれの自分には、芹洋子が歌う野沢菜茶漬け「おむすびころりん」のCMが、ノスタルジーを誘う思い出です。物心付いて初めて憶えたCMソングでした。

ここはいい!
何と云っても水を入れてかき混ぜるだけの簡単さ。低塩仕上げなだけにご年輩でも幼児にも安心なのも助かります。本体が非常に軽いうえ、水以外に必要なものは全て入っているので食器・箸類がなくてもOKです。思いの外、腹に溜まった感じあったのはやはり粥だけに水分の多さか?といっても必要な水の量はたった160ccで、災害時には貴重な水も大して使わないので助かります。

ここはちょっと?
決定的なのはカロリーで、1食わずか64kcal。これ以外に何か一緒に食べないと大幅なカロリー不足。また上でも書きましたが、注水目盛り線をパッケージ内側に記載してくれたらもう少しや調理しやすいかな。

総評
年輩者・乳幼児・体力が弱った人などの弱者向けの非常食という観点でもこの様な商品はあまりなかったのでは。名著「震災下の食」という本の中で、年輩者などは支給された食事類が硬くて食べれらず我慢していたなど、阪神淡路大震災における被災者の食事情が赤裸々に載っていました。緊急時は贅沢を言っていられないのかもしれません。でも非常食は事前に備えておけるのだから、必要な家庭は考えて備えておくのがいいでしょうね。この商品はなくなるとしても、長期保存可能なフリーズドライのお粥は他にも数種類あるのでまた調査してみようと思います。

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