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非常食試食レポート

非常食試食レポート:ファイル#07
100年以上のお付き合い、非常食の大定番 缶入りカンパン

非常食の定番といえば何はさておき、まずはカンパン。なにせ明治・大正時代からのお付き合い、食べた事などない人はほとんどいないでしょう。今回はそんなカンパンを改めて見つめ直してみました。昔と比べて変わった点はあるのでしょうか?

1 缶入りカンパンの外観です 2 誰でも簡単なプルトップ缶
外観 開封
350mlのジュース缶をひと廻り太らせた、手のひらサイズ。これは1缶で1食分。さらに大きいホームサイズ缶もあります。 誰でも簡単オープンのプルトップを採用。重さは見た目よりかなり軽いです。

3 中身を開けてみました 4 並べてみました、さていくつ?
内容物 カンパン整列
懐かしいこのルックス。氷砂糖もちらほら。缶の中には脱酸素剤も入ってます。 カンパンを既に2個つまみ食いしましたが、さて何個入りでしょう?知能テストみたいですね。正解はカンパン36個、氷砂糖6個でした

5 大きさはこんな感じ 6 かじってみると中身は?
カンパン 断面
1つ1つは小さいです。2,3個まとめて、ひと口でいけそうな気も。 昔のガキガキとした食感のカンパンと比べて、今のは多少サクッとしているような気が。写真でわかるようにゴマ入りです。



     

「缶入りカンパン」のデータ・個人的評価

製品名 カンパン 氷砂糖入り ネットではこちらで購入できます
カンパン
普通サイズ
カンパン1/4斗缶サイズ
1/4斗缶サイズ
カンパン一斗缶サイズ
一斗缶サイズ
製造業者 三立製菓
カンパンの歴史と由来も見られます
購入価格 170円(2000年6月当時)
試食時期 2002年8月
外形寸法 φ7.7cm
H11.3cm
総重量 174g 包  装 スチール缶
(プルトップ)
内容量 100g
(氷砂糖込み)
総カロリー 410kcal
(カンパンのみ
100gの場合)
調理法 不要
調理性 ★★★★★ おいしさ ★★★☆☆ 食べ易さ ★★☆☆☆
満腹度 ★★☆☆☆ 携帯性 ★★★☆☆ 保存期間 5年
感  想 ここはいい!
ご存知の通り調理不要。プルトップ缶のため素手で開けることができ、すぐ食べられます。これには氷砂糖が入っていて唾液分泌が促進されるので、水なしでものどが詰まることが少なく食べやすさが多少改善されてます。また、カロリーアップにも一役買っているんじゃないでしょうか。
(氷砂糖が入っているのは缶入りのみ、袋入りには入っていないので注意!)

でんぷんには消化吸収のよい「αでんぷん」と、消化吸収の悪い「βでんぷん」(加熱加工していない生でんぷん)とがあります。一般のビスケットのα化度は30〜50%程度なのに対して、この三立製菓のカンパンはでんぷんのα化度が90%以上あり、消化吸収が良いように作られています。

ここはちょっと?
缶パン6つに1つの割合で氷砂糖が入っていて、確かに食べやすくなりましたが、それでものどの詰まりを感じるのは必至。自分も上にあるように、いっさい水なしで試食してみましたが何回かのどが詰まり少々大変でした。ご年輩の方は特に注意。氷砂糖もいろいろなメリットがありますが、体外から水分補給できるようスプレッド類があってもいいかも。

非常時に贅沢は言ってられませんが、1食分(1缶/36個入り)を食べ終わる頃には胃もたれのような、妙に不自然な感覚。各自で食べる量を調整しましょう。

総評
高いレベルで調理性・保存性・自立性を満たしており、さすが歴史を通じて愛用されただけあります。とはいえ、食品加工技術が発達し優秀な保存食が出回る現代でいつもカンパンでは、まさに耐久食といった風情。これを備蓄食のメインにする場合、何らかの水分を確実に添えておきましょう。

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