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被災生活のための自立性エコ商品体験レポート

自立性エコ商品体験レポート:ファイル#03
太陽光で電池を充電 ソーラー充電器 バイオレッタソーラーギア

電気がなくてもせめて電池が使えれば、ちょっとした小回りが利いて何かと便利かも。そこで思い付いたのが太陽光発電。太陽光さえあれば活用できるのが魅力な上、長期キャンプやロングツーリングでも重宝しそうです。男性の私としては、まず電池式シェーバーでひげそりに活用したい所ですが、皆さんなら何に使います?

1 ソーラーギア本体です  2 メーカーは専用電池を推奨
本体パッケージ  単3・単4ニッケル水素充電池に対応
青を基調とした透明感のある本体。太陽電池パネルと電池ケースを折り畳め、他の太陽光充電器と比べて非常にコンパクト。  メーカーでは、太陽光充電の特性に合った専用設計の充電池も販売。ただし、普通の単3・単4のニッケル水素充電池でも使えました。

3 太陽電池モジュールのアップ  4 ここに電池を入れます
発電の要、太陽電池モジュール  充電池ケース
発電の要は太陽電池パネル。10枚並ぶ単結晶シリコンの高効率太陽電池半導体。  充電池を入れる部分も透明のためわかりやすく、迷うことはないでしょう。

5 単4電池にも対応します  6 新品単3充電池で充電テスト
単4電池もアダプターで対応  新品電池の容量をバッテリーチェッカーで確認
単4電池の場合は付属のアダプターに入れてからセットすれば対応します。  新品の単3電池でテストする前に、バッテリーチェッカーで確認。容量はゼロでした。

7 冬曇りの窓際で充電開始  8 光量確認ランプでより確実に
曇天の窓際に充電器をセット  光量確認ランプをチェック
試しに窓際で充電開始。直射日光でなくても十分OK、あとは放置するだけ。ちなみに蛍光灯では、ほとんど充電できませんでした。  より効率的に充電するなら、本体右横のボタンを押して光量確認ランプを頼りに太陽電池パネルの角度を調節しましょう。

9 確認ランプで充電量チェック  10 曇の窓際で4時間ほど充電後
本体左側のボタンを押します  曇りでも数時間の充電で結構充電できます
充電量は本体左のボタンで確認。ランプ黄色でもう少し、緑で完了。電池入れっ放しでも過充電・逆流防止回路で充電ロスを防止します。  単3の場合、メーカー推奨充電時間は14時間ですが、4時間ほどの充電量を確認すると3/4程度。ちょっとした使用には十分問題ないレベル。

11 真夏の炎天下でも充電テスト  12 こちらの充電結果は
強烈な日差しで、茶色の鉄板が照り返しで白く反射しています  結構充電できました、が・・・よく考えてみると
梅雨明け直後の炎天下のもと、冬のテストと同じ時間帯で充電テスト。強烈な気温と日差しで本体が熱くなります。  完全放電させて容量ゼロの状態にさせた電池も、同じ4時間の充電ではほぼ満充電近くになりました。



     

「バイオレッタソーラーギア」のデータ・個人的評価

製品名 バイオレッタ ソーラーギア こちらで購入できます
基本セット
本体・電池が安い
各種充電セット・パーツが豊富
各種充電セット・パーツが豊富
製造業者 株式会社太陽工房
購入価格 4980円(本体のみ)
外形寸法 W12.2×
H5.7×D2.8cm
(折り畳み時)
総重量 129g
本体のみ
発電出力 750mW
(4.8V 155mA)
コンパクト性 ★★★★★ 使い易さ ★★★☆☆ 実用性 ★★★★☆
充電テスト テスト1:冬季の曇天時に充電テスト
条  件 2003年11月下旬、天気:曇り、気温:10.6度
場所:室内・目隠しガラスの窓際、充電時間:12:00〜16:00
結  果 単3新品充電池 0V → 1.3V(目盛3/4程度、満充電で1.5V)
感  想 充電直後の電池は実際の電圧より多少多めになってしまうとの事で、実際にはもうちょっと低い電圧になるのでしょう。でも曇りの窓際での短時間充電という悪条件からすると、思ったより善戦。懐中電灯もひげそりも比較的元気に動きました。

テスト2:夏の晴天時に充電テスト
条  件 2004年7月中旬、天気:快晴、気温:33.8度
場所:屋外・直射日光下、充電時間:12:00〜16:00
結  果 単3新品充電池 0V → 1.45V(目盛6/7程度、満充電で1.5V)
感  想 炎天下に58.9度まで熱くなったスチール倉庫天面に乗せて充電。直射日光や輻射熱で実際の温度は43.6度の悪条件の中、夏の強烈な日差しのパワーに任せてガンガン発電してほぼ満充電です。でも冬曇りの屋内に比べ差が少ないので、夏場は意外と効率が悪いのかも。
光源テスト 電卓などでお馴染みの、低効率ながら幅広い光源でも発電できる「アモルファスシリコン太陽電池」と違い、バイオレッタソーラーギアに搭載されているのは、高発電効率の「単結晶シリコン太陽電池」です。そのため本製品での、光源の違いによる充電可否を実地テストして確認しました。光源となる電球はくもりのない透明なものの方が結果が良好な様です。

光  源 可  否 備  考
太陽光 曇りでもある程度明るければOK
平均1億4960kmの距離でも充電可(笑)
ハロゲン光 170Wのヘッドライトで120cm程度から充電可
白熱灯 明るさにより30〜70cmの距離で充電可
蛍光灯 明るさにより2〜20cm程度で僅かに充電可
LED光 ×  
感  想 ここはいい!
携帯・モバイル性に富んだ軽量・コンパクトサイズが、気軽に使ってみたい気にさせます。オプションのUSBパワーアダプターを中核に、携帯電話やポータブル家電にも充電・電源供給ができたり、ケーブルを介してソーラーギア同志を連結して出力アップできる点など、今までのソーラー充電器にない拡張性の高さもポイントですね。逆流防止回路もあって、せっかく充電した電力が発電できない時間に消耗することもありません。

ここはちょっと?
電池ケースがあまりにジャストサイズのため、電池を爪で引っかけて出そうとすると剥がれないか心配なくらい固くて出すのに苦労します。電池を取り出すには、先が細くて固いちょっとした物が必須ですね。コンパクト性のためでしょうが、思わぬ所で不便でした。

総評
「どうせ降り注ぐ太陽なら、有効活用して便利さをちょっとプラス」。電池を使用できるちょっとした便利さが、災害時のみならず中長期のツーリングやキャンプなど不便な環境では意外に助かります。
自分は普段から結構デジカメを使うタイプの人間ですが、仕事でのハードな使用は別として、通常程度の使用なら電池の充電はこれで十分事足りる様になってしまいました。予備電池を持っていれば、ローテーションしている間に充電できるので、今や急速充電器は急ぎの時やリフレッシュ充放電くらいにしか使いません。
最後にメーカーさんにリクエスト。携帯性を考えてのこのサイズだとは思いますが、これはこれとして、他のバリエーションで様々な電池に対応でき搭載本数の多い大型商品を作って欲しいですね。結構割高になるのでしょうか?
テスト時期 2003年11月、2004年7月

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