家庭の自助と地域共助−市民防災対策を提案する | |||
もし地元自治体の防災備蓄食糧が、カンパンなど堅いものばかりだったら・・・。軟らかい物でなければ食事が難しい、ご年輩の方や持病など長期療養中の方々は、被災後の食生活ではかなりの困難が予想されます。そんな方々は、自衛策としてユニバーサルデザインフードを、非常食に活用してみるのはいかがでしょうか? ユニバーサルデザインフードってどんな物? ユニバーサルデザインフードは、日本介護食品協議会が名付けた、物を噛んだり飲み込む力が弱い人でも食べやすく調理された、介護食品の総称です。介護食と言うと、高齢者向けのイメージがあります。しかし、他にも身体障害や病気療養中など様々な状況の方にも同じニーズがあるため、最近では幅広い対象を包含する呼び方になっています。 近年では、離乳食・介護用品メーカーだけでなく、大手食品メーカーの参入も見られ、一般の店頭でも入手できる機会が徐々に増えています。 ユニバーサルデザインフードの特徴
このマークが目印です ユニバーサルデザインフードを見分ける事ができるように、日本介護食品協議会により、左のようなロゴマークが作られました。ロゴマークと一緒に「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」といった、商品区分が各商品に記載されています。ユニバーサルデザインフードは、どこで売っているの? ドラッグストア 介護用品コーナーに置いてある場合が一番多いようです。中には、離乳食コーナーで一緒に売られている店舗も見受けられたので、諦めずに探してみましょう。 スーパーマーケットでも徐々に ドラッグストアほどではありませんが、スーパーマーケットでも徐々に見かけるようになりました。中には専用コーナーを設けて、多数の品目を取り扱っている店舗も増えつつあります。 なお、自分の状況に合った商品メニューを探したい方は、下記リンク先のページよりご覧になると良いでしょう。
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自分には必要かどうかかは、地元の公的備蓄状況を確認してから 防災対策は「お住まいの地域環境と家族環境で十人十色」です。それで、ユニバーサルデザインフードが必要な特殊な事情を抱える皆さんは、用意する・しないに関わらず、地元自治体の公的支援態勢を事前に確認しておくのが良いでしょう。仮に大丈夫そうな場合、災害時に確実にその場所まで避難できるか・受け入れてもらえるか・食糧が行き渡る数があるか、この3点を考慮しましょう。懸念を感じる場合は、今回のユニバーサルデザインフードや、フリーズドライ食・アルファ米など、堅さを調節できるものを防災用品に加えて、自衛策を採っておく方が、いざという時後悔しないで済むでしょう。 地元の公的備蓄食糧は、どこでチェックできる? このページをご覧になれる方は、下記のページをまずネットで確認し、それでも判らない場合は、役所担当課の電話・窓口でお聞きになってみてはいかがでしょうか。
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