非常食というと、助けが来るまで命を保たせるサバイバル食のイメージが強いようです。しかし実際の被災生活では、ただ生命維持に必要なエネルギーだけ摂っていればいい訳でもありません。被災生活の実態や過酷さが知られてきた今、非常食を購入する際に最も重視すべきポイントは、カロリーではないかと提言します。 被災生活は、何かと体力を酷使する日々 近年の災害報道では、被災生活の実態も多く扱われる様になり、飲まず食わずで救助を待つのでも、また避難所などでじっと過ごすものでもなく、実に多くのエネルギーを要する重労働の日々という、かなり正確な理解が浸透しました。例えば・・・
発災時
被災生活
生活再建
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過酷な被災生活に必要なカロリー・エネルギー量 では、人は被災生活でどれだけのエネルギーを必要とするのでしょうか?生活強度別に、1日に必要となるエネルギー・カロリー量をまとめてみました。ご家族の非常食を備える際に、参考になさって下さい。
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非常食は今や味で選べる時代、でもカロリーは考えて
食欲が湧かない災害時だからこそ、好きな味の非常食を市販の非常食は、この5,6年で改良・発達を遂げ、今や味で選べる状況になりつつあります。「非常食=カンパン」の時代は、そろそろ終わりと言えるでしょう。 災害のショックで食欲が湧かなくなるのは事実です。とはいえ、上でも挙げたように被災生活は消耗の連続なだけに、食べずして乗り切る事はとてもできません。それだけに、非常食には好きな味のものを選ぶようにしましょう。 近年では非常食のバリエーションも多く、和風・洋風・中華風・メキシカンなど、様々なメニューを確認してきました。典型的な事例として、アルファ米は各社重複メニューを除いても、約20種類近くのバリエーションがあるほどです。 過酷な日々を乗り切るために、カロリーも考慮に入れた非常食選びを
上でも説明した通り、被災生活は過酷な日々です。だからこそ、非常食を購入する際には、保存期限・価格・味・調理性といった要素も大切ですが、カロリーも重要項目としてチェックしてはいかがでしょうか?多くの非常食は、1食当たり200〜300kcal台、中には1食で500kcal近いものまであります。ちなみに、お茶碗1杯分(150g)のごはんは252kcal(農林水産省総合食料局パンフレット)とのこと。しかし、中には1食分で100kcalにも満たない非常食もあるので、注意が必要です。 一例として、写真下のとある非常食は1食分で64kcal。10食分食べても1日に必要なエネルギーの1/4程度しかなりません。これでは、何かと動く事の多い被災生活では体が持ちません。いざという時後悔しないために、非常食を購入する際はカロリーに関する項目にもしっかり確認して選ぶと良いでしょう。 |
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