家庭の自助と地域共助−市民防災対策を提案する
市民防災ラボ
  
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防災のポイント・提言集

わが家に合った防災を考えるための2つのポイント、その2-2 提  言
家庭環境で十人十色 − 家族のライフスタイル  

 わが家に合った防災対策を見極めるための原則として、市民防災ラボでは「地域環境と家庭環境を振り返る」事を提言しています。本ページでは、後者の「家庭環境を振り返る」ための方法を解説します。同じ地域に暮らしても、家庭環境は異なれば災害時のニーズも様々。それで、防災対策を始める前に、(1)家族構成と(2)家族のライフスタイルの2つの観点から、わが家が特に必要とする分野を見極める事が大切です。

家庭環境で十人十色 − 2.家族のライフスタイル

1.家族の生活パターンによる制約

 ライフスタイルも多様化している現代社会では、家族構成に加えて様々な生活パターンを持つようになりました。それらによっても、各家庭に合った防災対策は異なります。そうした中で、災害で特に課題に直面しやすい生活パターンもあります。

通勤先で被災する人
遠距離通勤・通学者
 怯える子供達
共働き家庭
 避難する家族の安否を尋ねる父
単身赴任家庭
被災後は安否確認も困難で、自宅まで長距離徒歩帰宅で当日中には帰宅不能な場合も  保護者不在時間が長く、その間に災害が起きた時の対応や安否確認を徹底する必要あり  共働き家庭の問題が更に長期化すると共に、男手不在時の救出・給水・復旧作業が課題

2.社会的責務による制約

 災害時には、家族より職務を優先せねばならない社会的責務を負われている方々もいます。その様な方は、家族を置き去りにしても後顧の憂い無く職務を全うできるよう、備えや役割分担を事前にしっかりしておく必要があるでしょう。

自主防災組織による救出
地域防災担当者
 災害後も残って作業する人
事業継続要員
 BS31_02 BS44_16
事業を営む方
自主防災組織や消防団、民生委員など、災害時は真っ先に出掛けなければなりません  災害時でも企業活動を継続するため、職場に居残る・参集する必要があります  災害時に頼られる業種の商店・事業主は、一日も早い営業再開を期待されます
 
避難を呼び掛ける職員
消防・防災関連職員
 ガス修理
ライフライン関連従業員
 応急救護所と医師
医療関係者
ご自身は災害時真っ先に参集しますが、長期間残されるご家族のために備えはしっかりと  こちらも被災初期から出動し、比較的長期の留守となるため、家族への備えはしっかりと  入通院患者対応に加え、災害時は医療救護所へ詰めて対応する取り決めがある場合も



  

振り返った家庭環境をチェックシートにまとめてみよう

わが家の家族環境チェック表   家庭環境によって、必要な対策は十人十色異なります。わが家に合った備えが確実にできるよう、防災対策を始める・見直す前にチェックしておきましょう。

 その一助として、市民防災ラボでは「わが家の家族環境チェック表」を2種類ご用意しました。
PDF 印刷したら手書きで清書するPDF形式
Excel パソコンで清書するためのExcel形式

 こうしたものを参考に調べた情報をまとめ、我が家で特に備える点は何かを検討した後に実際の防災対策に移るなら、より実際的な対策ができるでしょう。